くらし手帖

甲状腺腫瘍摘出手術、子宮摘出手術をうけました。その備忘録と、その後の生活を綴ります。

甲状腺腫④ 手術前検査

手術までに病院でやったこと

手術する事が決まってから
それまでに病院に術前検査として
何回か診察を行いました。

   ① 採血
   ②心電図
   ③肺機能検査
   ④CT
   ⑤歯科検診
   ⑥麻酔科受診


①採血
手術に必要な項目の採血をしました。
3ヵ月以内が有効とのことで、私は最初の診察で採ったのがギリギリ期限を過ぎていて、2回採血するはめになりました…

②心電図
診察の後に、サクッとすぐにやりました。予約はいりませんでした。新たに病院に出向かなくてよかった。次回の診察で、不整脈が確認されましたが、手術には影響ない程度と言われました。人によっては、心臓のエコーをとり確認する場合もあるようです。

③肺機能検査
肺活量かと思っていたのですが、少し違いました。パソコンの画面を見ながら吸ったり吐いたりを何回かして、最後に思い切り吐き切る検査でした。2種類の呼吸の仕方があり、記録をとりました。
術後に実感しましたが、全身麻酔下では肺機能は大切な役割です。人工呼吸に切り替える為に、術後2週間位は息や肺が苦しいと感じました。喫煙の既往もしつこく聞かれました。

④CT
造影剤なしで、首のCTをとりました。
手術室に入った時、チラッとモニターに映っていた気がします。(記憶が曖昧ですが…) 腫瘍の大きさが断面で、正確な大きさがわかったようです。
私の場合は、CTでは約6センチでしたが、実際に取ったものは7×4センチでした。

⑤歯科検診
全部で2回、かかりつけの歯科で1回行いました。
1回目は、手術する大学病院の口腔外科で、治療する歯がないかなどの検診をしました。私の場合は、虫歯があったので、その治療とクリーニングを、手術前までに済ますよう紹介状をもらいました。
全身麻酔で挿管の際、インプラントや歯を傷つける可能性があるとのことで、治療と同意書を書かされました。
細菌感染を防ぐため、クリーニングを手術前日の入院初日の午後に行いました。

⑥麻酔科受診
麻酔科に同意書を書いて持って行きました。私は歯科麻酔で、気持ち悪くなったことがあったので、不安な点などを話しました。乗り物酔いをしやすいかも聞かれました。女の人は、気持ち悪くなる人が多いそうです。何度もお願いしたおかげか、術後は全く辛い症状がなく大丈夫だったのが幸いでした。
ただ、腫瘍が大きかったので、麻酔後に気管に挿管が難しいかもしれないと言われました。麻酔後は筋肉が弛緩するため、重みで気管をふさいでしまうかもと。安全策として、麻酔前に挿管して、すぐに麻酔をかける案を提案されました。苦しくオエッとなるのが怖かったので主治医に話したら、CTなどからその必要ないよと言って貰えたので免れました。これだけは良かったです…!


私は手術時期を迷っていた事もあり、
最初に紹介状受診してから、半年ほど経って手術しました。
普通なら、3ヶ月以内にはこれらの検査をして、手術ということになるのではないかと思います。大学病院だったので、手術日も早くて2ヶ月後くらいの予約…でしたね。

大きな手術は初めてでしたので、こんなにたくさんやる事がある事にはびっくりしました。お金もかさみました…
でもたくさんの安全管理のもと、手術を行うんですね。その時は不安ばかりでしたが、今となってはたくさんの人に支えられていたんだなぁと感じています。


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拙い文ですが、読んでいただきありがとうございます。