くらし手帖

甲状腺腫瘍摘出手術、子宮摘出手術をうけました。その備忘録と、その後の生活を綴ります。

甲状腺腫摘出手術から1年

1年経ちました

ちょうど1年前の今日。人生初の全身麻酔をしての入院、手術をしました。
不安でいっぱいだった手術。
麻酔で気持ち悪くなったら、
神経を傷つけて声が枯れたら、
術後出血で呼吸困難になったら、
とネガティブな事ばかり思いついて
怖くて仕方なかった手術。

でも結果的に、決断して良かったと思える手術になりました。

仕事を辞め、手術までに体調万全にしておこうと思った矢先、入院2週間前に子宮の痛みで救急搬送され、入院中は、首のことよりお腹の事ばかり気にかけていた事を思い出します。

その後、2度目の手術をするわけですが、(まさかこんなにすぐとは思っていなかった)
今思うと、

  • 切開するより、腹腔鏡手術の方が楽
  • 歩くのは下半身を切ると辛い
  • 切ると首を回せない、動かせないのでしばらく不自由

など色々と経験できた1年でした。

首の様子は

約10センチ切った首の傷は、よく見れば線がわかるものの、目立たなくなりました。
息苦しさ、飲み込みにくさがなくなり、
歯の治療は随分楽になりました。

先生にも、綺麗に切ってもらったと言われ、(今行っている主治医は紹介元の先生)
手術したけど癒着して、するんじゃなかった、と言う人も中にはいるらしく、
結果的に上手くいって有難い事だったと実感しています。


ホルモンは低下した

潜在性甲状腺機能低下と言われるらしく、甲状腺刺激ホルモンが高値になっています。
これは、実質的には甲状腺ホルモンが少なくなったということ。
経過観察が必要で半年に1回、ホルモン値を測りに行くことになりました。

今、その影響を実感するのは、

  • 夜すごく疲れやすくなった
  • 登山で高所の登りで息切れ動悸が半端ない
  • 肌の水分量が減ってカサカサ
  • 寒がり 体温調節がすぐにできない

などです。

要は踏ん張りが前よりきかなくなっています。

体力のせい、歳のせい、子宮の手術のせい、とも考えられますが、
私は多分、甲状腺ホルモンの影響が大きいと感じています。
自分の身体の感覚は、自分にしかわからないですよね。
気のせい、思い込み、そっちにもって行きたがる、と言われても、
自分の感覚を信じて、身体の声を聞いてあげたいと思います。
ホルモンは大切な役割を担っていると感じているので。


子宮がなくなって

子宮筋腫の話になりますが、最近思うところを書いてみたいと思います。

子宮が無くなる事にすごく抵抗がありました。
何かを感じなくなるのではないか、
女として喪失感があるのではないか、
性格変わるんじゃないか、
色々考え嫌でしたが、選択の余地なく、手術とともになくなってしまいました。

術後5ヶ月。

身体は楽になりました。
変な重たさも無い、血も出ない。
お腹は引っ込み、痩せて見える。
身体的にはメリットは大きかったです。

内面的には、やはり少し変わった気もします。
上手く言えませんが、生理がなかった小学生の頃の様な性格に戻った、というか。
もともと男っぽい性格ですが、サバサバ感が増した気がします。
ジメジメしたウェットな所もあったのですが、それが減ったというか。
夫に厳しくなったというか。(と言われます)
変な男気なやる気に満ちていますが、
気持ちとは裏腹に、体は疲れやすくしんどいという、なんともアンバランスな日々を過ごしています。

女性的な柔らかさや、包み込む優しさを、なるべく忘れないよう努力したいと思います。


術後1年の節目として書いてみました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

何かのお役に立てれば幸いです。

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