くらし手帖

甲状腺腫瘍摘出手術、子宮摘出手術をうけました。その備忘録と、その後の生活を綴ります。

1回目の抗がん剤

1月13日

1クール目の抗がん剤治療が始まりました。
1クールは3週間です。
そして初めは入院するため、面会禁止です。


13日に1回目の2種類の抗がん剤を点滴で投与しました。
20日に2回目の抗がん剤を同様に投与。
そして1週間は休薬期間
このサイクルで1クールです。

詳しい薬の名前は知りませんが、おそらくこの治療だと思います。

ゲムシタビン・シスプラチン(GC)療法:2種類の抗がん剤を3時間かけて点滴で投与する治療法で、週1回で2週連続行い3週目を休む、3週間1コースのスケジュールで繰り返します。シスプラチンは腎臓に障害を起こしやすい抗がん剤であり、2L程度の多めの点滴を必要とします。
・当院での一次治療成績*2011年-2017年):生存期間中央値:12.3ヶ月

(がん研有明病院HPより)

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(帰りの空港は雪でした)



当日の夜、母に電話があったらしいです。

朝から、
食塩水、吐き気止めの点滴
抗がん剤を2種類の投与を点滴
で3時間ほど点滴したということ。

そして当日夜の状態はそこまでしんどくないということでした。

ご飯もお粥おかずと食べられた。
家のご飯よりうまいわ、
と言われて笑ったと、母のテンションが上がっていまし
きっと父も無事終わり、ホッとしたのでしょう。

良かった…とは思ったものの、
きっと今は吐き気止めが効いているし、
抗がん剤が身体にまわるのはこれからなのかなと感じました。

副作用は後からやってくる

そして3日後16日。
夜に父に電話してみました。

そうしたら、その日の朝、父の方から私に電話したと。
でも着信履歴になかったので、誰に電話したん?と笑いました、、、

どう?しんどい?
と聞くと

しんどいな、と。

我慢強く、家ではなかなか辛さを見せなかった父ですが、
お正月の時の方がよほど元気だと言いました。

あの時もしんどそうに見えたけど、
あれよりもきついんだ。

薬が切れて吐き気がひどく、起き上がっても気持ち悪く食べられないのだそうです。
歯ブラシを口に入れるのもえずくとか。
病室周りを歩くのもやっとだそう。

1時間前に、吐き気止めの注射を打ってもらったようでした。

きっと抗がん剤の治療の1回目は想像以上の辛さだったのだと思います。

夫や息子に電話を代わって欲しいといい、
お正月に来てくれたお礼を言いたい
と話をしていました。

今言わないと、と思ったんじゃないのかな…
ありがとうと何度も言う少し父に切なさを感じました。
口下手で無口な父ですから。

そして退院後の通院での治療に不安を持っていました。

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(父が作っていた家庭菜園)


今の私の目標

  • 3月の息子(父には初孫、唯一の孫)の20歳の誕生日を報告する
  • 4月の実家近所の桜を見る

少しずつ目標を叶えて
少しずつ進みたい

コロナ禍で移動もままならないけれど
やれる事をやりたいと思っています。


次回は20日
1回目より副作用は強く出るようです。
少しずつね

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