くらし手帖

甲状腺腫瘍摘出手術、子宮摘出手術をうけました。その備忘録と、その後の生活を綴ります。

肝内胆管癌と診断された父

実家に2週間ほど帰っていました

コロナ禍の中、前に帰ったのは2年前。

11月中旬に胆汁が詰まり肝硬変で入院。
検査をして肝内の胆管が癌だとわかりました。
かなり広範囲に浸潤していて、手術も不適応。
リンパにも及んでいたので、ステージはⅣくらいだと思われます。(言われてないけど)


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帰省してやった事

はじめの5日間は、男手があったので(夫と息子)
2階の大物、パイプベッド(私の1人暮らしの時の持ち帰り品)やでかいスーツケースなど含めて、
ドロドロのホコリだらけの不燃物を市の不燃物工場へ運びました。
 
45リットル袋30袋以上はあっただろう…(山の中まで3往復)

片付けられない人と化した母親は、物を溜め込み捨てられず、
10年前の賞味期限の食品も出てくる出てくる…
途方に暮れた帰省でした。

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それでも父に

  • 院内の緩和ケア内科を紹介できた事
  • がん保険の不明点を聞けた事
  • 母とのやり取りが父にとってもしんどかった事への共感

など話し相手に少しでもなれた事が私のできた事だったと思う。

成人を迎えた孫とも会えて、
里帰り出産で産まれ、夏休みには共に過ごした孫の成長を見せる事もできた事も。

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これから抗癌治療が始まってしまい、父の身体は持ちこたえる事は長くないと思うけれど、
最後まで諦めず希望をもたせながら
寄り添う事を誓った帰省でした。

そして母に面と向かって

  • 幼い頃厳しく躾けられ辛かった事
  • 今は全て甘えられて辛い事
  • 兄は無関心で私と私の家族が背負い込み辛い事

を伝える事ができ、自分の内面を癒す事にもなりました。

そのおかげで、残されるだろう母にも寄り添う覚悟ができた気がします。

病気は悪いことではない、
とまた実感させられました。


さよなら実家
また来るね

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