くらし手帖

甲状腺腫瘍摘出手術、子宮摘出手術をうけました。その備忘録と、その後の生活を綴ります。

父 退院する

1月31日 退院

はじめての抗がん剤投与の入院期間を経て退院しました。

1コース目の抗がん剤治療は入院
副作用などの経過観察をしていました。

幸い、血液検査による副作用は今のところ出ていないようです。
そのため、予定通り3週間で退院となりました。

退院日に電話してみた

夕方、『退院おめでとー』と電話してみました。

1コース2回目の投与から1週間の休み期間を経ているので、今までで1番元気な声でした。

退院が嬉しくて気分が高揚していたこともあると思います。

今まで、面会もなく、話したい事も話せず、制約もあったからだと思います。

自由になれて良かったね。


退院するまでは、体調管理の不安を漏らしていましたが、
やっぱり家の方がいいみたいでした。

あんなとこ3週間もおったら、
元気でも病人になるわー

言っていました。

がん保険のこと、緩和外来のこと、
母の愚痴、いろんなことが後から後から出てきて、
1時間も話し続けていました。

もともと無口な父。
そして、病気になってから
私のことをたまに『〇〇ちゃん』
と、無意識なのか子どもの時の呼び方で言うのです。
そして『ありがとう
と最後に言う。

今まではほぼなかったのに。

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少し切ないです。


亡くなった祖母は、
変わり者で口達者で、
人や周りのことを悪く(憎まれ口を)言う人だったのですが、

亡くなる前のころになると
いつも感謝の言葉を言っていたそうです。

少しずつ、あちらへの準備をしているのだろうか…

それでも、それを受け止めたい

せめて苦しい思いをすることなく、
最後まで生きる尊厳を失わせないようなサポートをしたい。

  • 食べたい時に食べたいものを食べ
  • 行きたいところに少しでも行けて
  • やりたい事が少しでもできる

そんな一日を送って欲しい。
それが唯一の願いです。


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